慢性期…炎症なし、常時にぶい痛み、腕肩を急に動かすと激痛。
この時期の治療が大切で、今後の回復具合を決めます。
治療の基本は患部を温め、痛みの様子をみながら無理をせず、適度に肩・腕を動かします。
判断に迷った時は医師などに確認しましょう。
オススメ治療…整形外科○ 鍼灸院◎ あん摩マッサージ師△
■身体を温める
慢性期には肩を温める、冷やさない事が大切です。(急性期の逆)
・毎日入浴しましょう。
・シャワーを肩や首にあてるのも温まります。
・お風呂上りに体を冷やさないように、パジャマに上に上着を羽織る等の保温
をしましょう。
・寝る時には肩口を冷やさないように、肩をおおう布などを用意しましょう
・蒸しタオルを肩にあてます。
■少しずつ肩・腕を動かしていきましょう。
肩の関節を動かす運動を少しずつ始めます。
極端に沢山運動する必要はありません。しかし痛いからと動かさないと、回復期が終わった後に腕があがらなくなってしまいます。
・痛くない範囲を確認しながら積極的に運動しましょう。
・「振り子体操」や「壁伝い体操」など…簡単なものから始めましょう。
※運動はお風呂の後など、身体が温まっている時に行う方が、痛みも少なく、動かし易くなります。
>> 五十肩体操 レベル1 肩関節が動かしづらい場合
>> 五十肩体操 レベル2 肩関節は動くが、腕が上に上がらない場合
■病院・鍼灸院での治療
・病 院…運動(体操)の指導
・鍼灸院…血流改善・筋肉の緊張緩和の処置
・あん摩マッサージ師…筋肉の緊張緩和の処置(軽いもの)
体操は長続きするように、頑張りすぎないように気をつけて、激痛が走る時は止めましょう。
毎日少しずつでも、確実に腕肩の稼動範囲が広がっていくので、焦らないようにしましょう。