四十肩・五十肩かも?と思ったら、必ず病院で「整形外科」を受診しましょう。

肩や腕の痛みの場合、他の病気も考えられます。それぞれ治療方法も違うので自己判断は禁物です。
血液検査のほか、レントゲンやMRIも必要に応じて行う為、
整形外科を受診しましょう。
■肩・腕の痛みで四十肩・五十肩と間違われやすい病気一覧
・頚部脊椎症(けいぶせきついしょう)
・肩関節炎(かたかんせつえん)
・肩変形性関節症(かたへんけいせいかんせつしょう)
・上腕二頭筋長頭腱炎(じょうわんにとうきんちょうとうけんえん)
・リウマチ
・腱板炎(けんばんえん)
・腱板断裂(けんばんだんれつ)
・肩峰下滑液包炎(けんぽうかかつえきほうえん)
・上腕二頭筋腱炎(じょうわんにとうきんけんえん)
・石灰化腱炎(せっかいかけんえん)
・肺の腫瘍 等
■病院での検査・診断方法
【問診】下記の事を整理したメモを持ち、受診した時に言い忘れがないようにしましょう。
1.どのような症状で困ってますか?
症 状 : 痛みの強さ(小・中・大)、しびれ(有・無)、動かしずらい、動かない等
痛む場所 : 腕上/腕下/腕付け根 肩/肩甲骨/肩前 首/背中 等
2.いつからですか?
3.どのくらいの間、症状がおきますか?
毎日 1週間に数日 2週間おき等
4.どのような時に痛みますか?
例 : 立ち座り時 朝起きるとき 物をとる時 寝てる時 など
5.だんだん痛みや動きの制限がひどくなりますか?

6.痛みが楽になる姿勢はありますか?
7.逆に痛みがひどくなる姿勢はありますか?
8.内科的疾患はありますか?
【触診】
ポイントとなる箇所を触ったり、圧迫したり、腕や肩の稼動域の検査などの触診を行います。
稼動域の確認は、医師が腕を上下/水平に動かしたり、外回りや内回りに回して、痛みなしにどのぐらい動くかどうかを確認します。
※計測は前(屈曲)・横(外転)・後(伸展)・外(外施)・内(内施)の5方向で行います。
【X線・MRI・超音波】
他の疾患かどうか?の確認の為に、詳しく検査をする場合があります。
【血液検査】
他の疾患かどうか?の確認の為に、詳しく検査をする場合があります。
※肩関節や身体のほかの部位に障害が認められない場合に、四十肩・五十肩と診断されます。