病気の進行度によっても変わりますが、鋭い痛みと運動制限が同時におこるのが特徴です。
1. 片側だけに起こる。
2. 片方の肩に、疼痛(急激な痛み)が起こる。 ※肩甲骨や腕の付け根
3. 腕があがらない、肩がまわらない等の運動障害もある。
4. 腕の垂直/水平の大きな動きが、痛くてできない。
5. 特に思いあたるような原因がない。(肩を打った、腕をひねった等)
6. 年齢が40代以上
※30代で上記の1~3の症状の場合は肩関節周囲炎などと言われるようです。
(四十肩・五十肩と同じですが、聞こえがよい)
■症状は 急性期⇒慢性期⇒回復期 と、進んで行きます。※治療方法も異なります。
【急性期・炎症期】 期間:数ヶ月~1年 痛み:時々激痛~24時間激痛へ進行
・片方の腕を動かす時にズキンと強い痛みが走る。
・肩や腕が一定以上動かなくなる。(運動障害)
この症状が数日~1週間続いたら早めに病院(整形外科)を受診しましょう。
⇒しばらくすると、次の段階(痛みのピーク)へ進みます。
・腕や肩を動かさない時でも、肩や腕が強く痛む。(激痛・しびれ等)
・夜寝ていても強く痛み、何度も目が覚める。(5回以上)
※一番辛いこのピークは数週間~1ヶ月続きます。が、必ず痛みは治まります。
>> 急性期の治療方法はこちら
【慢性期】 期間:半年~1年 痛み:常に我慢できる痛み、肩腕を動かすと激痛
・激しい痛みは治まり、鈍い痛みは続く。
・夜間も痛みで(1~3回)目が覚めます。
・腕や肩を不意に動かすと激痛が走る。(運動障害)
>> 慢性期の治療方法はこちら
【回復期】 期間:1年前後 痛み:無し
・腕も肩も痛みはなくなる。
・腕や肩をほんの少ししか動かせなくなる。(水平/垂直に動かせない=運動障害)
>> 回復期の治療方法はこちら
※慢性期~回復期は積極的肩を動かしてリハビリを行いましょう。
■気をつけたいポイント
1.
片方の肩が四十肩・五十肩を発症すると、後日もう一方も発症する確率が高いそうです。
2. 腕を動かす可動範囲が発症前の状態までに戻せるかどうかは、慢性期・回復期のリハビリ次第ですが、
完全には元の状態には戻りにくいようです。
3.
急性期~回復期までの状態により、治療方法やリハビリ方法も全く異なります。
間違った処置をすると、かえって悪化してしまうので注意して下さい。
4. 必ず肩腕の痛みは治まります。我慢するのは辛いですが、痛みを和らげる方法はあるので、安心して下さい。