目薬を効果的に使う対策
目の状態に合わせた目薬を選びます
目の症状で目薬の成分も違います。

目がショボショボ ビタミンB2・B6、B12などが含まれている目薬
目が充血 ファゾリン、メチル硫酸ネオスチグミンなど、、炎症を鎮める効果のある目薬
ドライアイ 人工涙液など、防腐剤を使用していない目薬
かすみ目 塩酸テトラヒロドゾリン入り
疲れ目全般 ネオスチグミンチル硫酸塩、ビタミン、ピント調節機能の回復、目の疲れを改善する

目薬の箱には用途別に、充血に…疲れ目に…かすれ目に…ドライアイに…などと書かれているので、目の状態に合わせて選びましょう。
迷った時は薬剤師さんに相談してみましょう。
ドライアイ時の目薬
ドライアイの時は、不足している涙を補給するために目薬(点眼薬)が処方されるのが一般的です。

市販のほとんどの目薬には防腐剤が入っています。
しかし目がドライアイになっている時は目が敏感で防腐剤の影響を受けやすくなっています。
できるだけ防腐剤が入っていない製品(人工涙液)を選びましょう。
※防腐剤抜きの点眼薬は使い切りタイプ、または短期間しか使用できないので注意が必要です。

効果的な目薬の使い方
①目薬の先に触らないように、また目に細菌をつけないように手を洗いましょう。
 手で容器の先に触れないように注意します。

②下まぶたを軽く引いて、顔を上に向け目薬を目の中に"一滴”入れます。
 一滴で十分目全体にいきわたります。 多く入れても目から溢れるだけです。

③目薬が流れ出ていかないように、上を向いたまましばらくまぶたを閉じるか、目頭を軽く押さえます。(約1分間を目安に…)
目をパチバチは逆効果!! 折角の目薬が涙と一緒に流れ出ていまいます。

④目の周りにあふれ出た目薬は、清潔なガーゼやティッシュで拭き取ります。
 肌に目薬がついたままだと、かゆくなったり肌荒れをおこすこともあります。
目薬の注意
1日に点眼する回数は5~6回までにしましょう。
多すぎる点眼は、涙の成分までも洗い流されてしまったり、目薬に含まれる防腐剤が目に残って角膜が傷つく恐れもあります

目薬の消費期限
一度開封した目薬は、キャップを固く閉めて、涼しい場所に保管します。
(病院処方の目薬は冷蔵保存が必要なものもあります。指示通りにしましょう。)
 ・病院で処方された目薬…開封後1週間~1ヶ月。(目薬によって違います。)
 ・市販の目薬は…開封後3ヶ月。
 ・防腐剤なしの目薬…1回ごとの使いきり

目薬の保管
一度開封した目薬は、キャップを固く閉めて、涼しい場所に常温保管で大丈夫です。
ただし直射日光のあたらない、なるべく涼しい場所にします。特に、車内や窓際なと゜、暑い場所や直射日光の当たる場所は避けましょう。
※病院処方の目薬の中には冷蔵保存が必要なものもあります。

メイク時
できるだけアイメイクは落としてから目薬をさしましょう。
目薬にアイラインやマスカラが混ざってしまい、目の中に入ってしまいます。
メイク前に目薬をさすようにし、目が不調の時のアイメイクは控えめにしましょう。

点眼して1週間たっても症状が改善しないときは、眼科を受診しましょう。