ワーキングメモリを鍛える
「短期記憶」「長期記憶」「ワーキングメモリ」の違い
【長期記憶】
長い期間にわたって保持される記憶のことで、側頭葉で保存されます。
自宅の住所や電話番号、家族・友人、会社・学校など、「重要な情報」が保存されています。
一時的に覚えた情報「短期記憶」はすぐに忘れてしまいますが、繰り返し情報が脳に入ることで長期記憶に変わり、「生命維持に関わる大切な情報」として長期記憶されます。

【短期記憶】
新しく覚えた物事の一時的な記憶で、いったん海馬で保存され、その後脳から削除されます。
レストランへの予約の為に電話番号を覚える、道順を覚える、電車の時刻を覚える等、その場限りの記憶です。

【ワーキングメモリ】
作業記憶、作動記憶とも呼ばれ、情報を一時的に保ちながら作業を行なう能動的な情報操作のことです。
おつりの計算や会話、思考能力等に影響し、瞬時に一時記憶して、それを活用しながら行動しているとき、このワーキングメモリがフル活動 します。

ワーキングメモリを鍛えることで、仕事のスピード・記憶力が上がり、うつや認知症になりにくくなる等と生活の質を上げることができると言われています。


ワーキングメモリのトレーニング
最近の研究では、ワーキングメモリをトレーニングによって改善できること明らかとなってきました。

1.人と会話をしてコミュニケーションをとる
大切なのは「会話」です。一方的に話すのではなく、相手の話をよく聞きそれに合わせて自分も話をしましょう。
>>詳しくは会話で脳を活発に

2.新聞・雑誌の短い記事を読み、印象に残った単語を3~4つ覚える。
文章を読み流すのではなく、読解していく能力と、言葉の記憶という同時処理を行い脳を鍛えます。
>>詳しくは行動パターンで脳に刺激

3.本(小説)を読む。
本にはマンガや映画とは違い映像がないため、文字を理解して頭で場面などを創造しながら読み進める必要があります。前のシーンの内容も覚えていないと話が分からなくなるため脳が活性化されています。
>>詳しくは 行動パターンで脳に刺激


4.積極的に料理やDIY、プラモデルなどモノを作る。
モノを作るには、効率的に進めるために手順を考えながら作業をします。
包丁や食材、ドライバーや板などの道具を揃え、レシピや設計図を見ながら作り上げることで、脳がフルに動いています。
>>詳しくは 行動パターンで脳に刺激

5.スロージョギングを楽しむ
スロージョギングは、会話できるゆっくりとしたスピード(1km/10分)でジョギングすることです。
1.背筋を伸ばし、.少しだけ前傾姿勢
3.足は押すだけ。蹴らない、走らない(通常のランニングとは違い、地面を強く蹴らないず押す感じ)
4.会話(大切)をしながら、何人かで行なう
5.つらくならない程度で、走れないなら歩く。
>>詳しくは運動で脳への血流増

6.ゲームでワーキングメモリを鍛える
【神経衰弱】 ワーキングメモリの訓練に最適なゲーム。
視覚への刺激。メンバーが開いたトランプの札を覚える。同じ柄の札を合わせる。と脳をフル活用しています。

【N-BACK】 n個前の問題を答えていくというゲーム。 答えを覚え続けながら問題を解き、脳を鍛えます。
1-backなら 1つ前の問題を答えていきます。
2-backなら 2つ前の問題を答えていきます。
3-backなら 3つ前の問題を答えていきます。
10-backなら 10前の問題を答えていきます。
例:2-back
1問目 1+3 = 
2問目 4+5 =
3問目 9+2 = 【】 ←1問目の答え
4問目 3+2 = 【】 ←2問目の答え

無料でn-backを体験できるサイト
Nバック脳トレ (Gagensai)
ワーキングメモリを鍛える2(n back task) - 無料 脳を鍛える(脳トレ)

7.その他のトレーニング
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