物忘れとは
「物忘れ」は一般的に脳の老化により、脳の記憶力や思考力が低下して起こる状況のことで、 健忘症とも呼ばれています。
物忘れはお年寄りだけと感じますが、最近では20代から物忘れがはじまり、30~40代で若年性健忘症になってしまったりする場合もあるので、注意が必要です。
年齢性別にかかわらず、誰でもなる可能性がある症状それが「物忘れ」です。

また、ただの物忘れだと思っていたら、実は病気で『認知症』だったということもあります。
『物忘れ』と『認知症』では原因も対応も異なります。どちらなのか見極めて対応しましょう。



物忘れと認知症の違い

  物忘れ(加齢) 認知症(病気)
行動 行動は覚えているが、内容を忘れている
「昨日の食事は何だっけ?」
※ヒントで思い出せる
行動を忘れている
「昨日は食事していない。」
名前 物や人の名前を忘れている
「昨日の書類なんだっけ?」
「この友人の名前って?」
物も人も存在を忘れている
「書類?知らない、見ていない。」
「この人知らない」
時間
季節
時間・季節の感覚がある
「待ち合わせ5時…4時に家を出よう」
「(冬) 今日は寒いからダウンを着て行こう」
時間・季節がわからない、混乱する
「待ち合わせ5時…(8時頃)支度しよう」
「(冬) Tシャツで行こう」
繰り
返し
覚えるまでに時間がかかる
「さっき聞いたあれ、もう一度教えて!!」
※時間はかかるが覚えられる
覚えられない
「?…初めて聞いた」
※覚えられない、覚えていたことを忘れる
自覚 自覚あり
「最近物忘れが多い」「困った」
自覚なし
「自分はしっかりしている」「大丈夫」

※「認知症」の項目に1つでも当てはまる時は、早めに病院へ行くことをおすすめします。


物忘れの種類
・物忘れ、健忘症… 老化による物忘れ : 脳に異常なし
・若年性健忘症 … 20~30代 : 脳に異常なし
・若年性認知症 … 50歳前後が多い(18歳~64歳) : 脳に異常
・認知症      … 65歳以上 : 脳に異常
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