病院の受診について
病院を受診する場合とは、老化現象の「物忘れ」ではなく病気の「認知症」では?
と疑った場合になります。


家族のすすめでの受診が多い
認知症の始まりは、ちょっとした物忘れであること場合が多いのですが、本人には自覚がなく、 あれっ、もしかして?と気づくことができるのは、身近な家族だからこそです。
また、別居の場合はご近所の方に、「最近言動がおかしい」と教えてもらい気がつく場合もあります。

>>受診に迷った時は、『物忘れチェック-認知症 早期発見チェック』をご覧下さい。

認知症は早期発見することで、進行を遅らせることができます。また、認知症の原因によっては治療できる場合もあり、生活習慣を変えたり、周りの人間の手助けで症状が緩和される場合もあります。
受診の結果「ただの物忘れ」となっても、診断で大丈夫と安心することもできます。

何科を受診?
一般的には、
精神科
・神経科
・神経内科
・心療内科
・脳神経外科  などで専門医のいる医療機関
を探しましょう。
中でも、「物忘れ外来」「認知症外来」などの専門外来があればそちら受診します。

初期の認知症はうつ病と間違われやすいため、「物忘れ」の専門医の方が安心できます。
設備面では、MRIやCTなどの「脳の状態」を調べられる医療機器がある病院を選びましょう。

※病院では専門医のいる日が決まっていたり、予約が必要な場合が多いです。
 特に「物忘れ外来」や「認知症外来」は完全予約制で、受診数ヶ月待ちの場合もあります。
 必ず電話をして予約方法を確認してから受診しましょう。

受診するときの家族の心構え
医師の診断には、ふだんの本人の様子と下記の4項目について医師に説明しましょう。

■もの忘れで、日常生活に支障をきたすか
■最初の異変は、いつとはなしに出てきたのか、突然急に出てきたのか
■この半年の間に症状は進行したか
■本人のこれまでの病気について


これらは、認知症の原因や進行を診断するときに参考になります。(出典:認知症家族の会)

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