脳の老化
物忘れの原因の多くは「加齢」
脳の老化現象により脳の記憶力や思考力が低下して起こりる現象で誰にでもおこります。
脳の細胞は年齢を重ねるごとに減少していき、ワーキングメモリが減ってしまうのです。
誰でも年とともにおこってきますが、物忘れの度合いは人それぞれ異なります。


脳のピークは10代、老化は20代から
この脳の老化が始まるのは、20代からと言われています。 20代を境に少しずつ脳細胞は減少していき、記憶力も少しずつ低下していきます。
また、年をとると判断力や適応力なども低下していく為、「物忘れ」につながっていきます。


脳への刺激が大切
脳も身体も使わなければどんどんと機能が劣化していきます。
身体で例えると、子どもの頃は軽やかに"走って"いても、大人になるにつれ"走る"行為をしなくなり、どんどん遅く走れなくなります。
脳も同じで、人との係わりが少なく、毎日同じ生活パターンを繰り返していると、脳の刺激が少なくなり老化しやすくなります。

・子どもが独立して、話し相手がいなくなる。(会話をしない)
・仕事を引退して、一日中家にいる。(刺激がなく、考えない。)
・新聞や本を読まない。(活字を読まない。)
・家事をしない。(段取りが必要なことを行なわない。)
・外出をしない。(動かない。刺激がない)


脳の老化対策
家事(料理・片付け・掃除)を行ないましょう。
一番のオススメは料理です。
作るものを決め、材料を用意し、手順を考えて作り、後片付けも行なうなど、脳に様々な刺激を与えます。また手指を使うことも脳の活性に役立ちます。

片付けや掃除・洗濯も効果があります。
段取りを決めて脳への刺激を与え、身体を使うことにより、脳への血流量もアップします。


心を動かしましょう。~喜ぶ・楽しむ・感動する~
本や新聞など活字を読む。
目で見て、頭で理解することで脳が活性化されます。また毎日違う刺激を与えることができます。

映画・芝居・コンサートを見る
喜ぶ・楽しむ・感動するなどを体験すると脳内でドーパミンが分泌され脳を刺激し、脳の働きの維持に役立つといわれています。

会話をする。
会話のキャッチボールは頭を活性化させます。一人暮らしだと難しいとは思いますが、電話で話したり、近所の人と挨拶を交わしたりと意識して会話を増やしましょう。


身体を動かしましょう。~散歩、買い物、遊び~
身体を動かすと脳への血流量が増え、脳の活性化につながるそうです。
毎日続けられるウォーキングやストレッチ、ラジオ体操など手軽なものや、ゆっくりとしたジョギングもオススメです。

ウォーキングやジョギングは、毎日同じコースではなく、時々違うコースにすると脳への刺激が増えます。
同じように買い物や遊びも、できるだけ違うお店を利用したり、出かける時間をいつもと変えたりと変化を与えるのが効果的です。

栄養バランスの良い食事を取りましょう。
脳も体の一部です。毎日の食事は脳にも大きく影響します。 脳は1日の総エネルギーの4分の1近くを使っている臓器です。
脳が必要とする栄養素「炭水化物(ブドウ糖)」「タンパク質(アミノ酸)」「脂質」が足りなくなると、脳の働きにも影響されていきます。
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