昔から消臭に効果があるとされている成分は沢山あります。
ミョウバンや柿渋、重曹などは、消臭に昔から良く利用されているものの代表ですが、この他にも色々とあり、石鹸やシャンプー、洗剤など…様々なものに利用されています。
柿渋(柿タンニン)
タンニンというのは植物に含まれる渋み成分のことで、消臭効果や殺菌効果、抗酸化作用などに優れています。
タンニンの中でも特に「柿渋」はタンニンの含有量が高く、ワインの20倍、緑茶の73倍ともいわれています。
柿渋の消臭作用は、柿タンニンに含まれるフェノール性水酸基(-OH基)とニオイ成分とが化学的に結合し、違う物質(ポリフェノール付加化合物)に変化させて消臭する、悪臭を元から分解し断つ消臭方法です。
メリット:消臭だけでなく、微生物抑制効果や強い抗菌力で肌を清潔に保てます。
ミョウバン
食品添加物の一つで、硫酸塩とカリウムやマグネシウムなどのミネラルや金属とが結びついて出来たもので、消臭効果、殺菌効果、制汗作用があります。
昔から漬物に色をつけたりするのに使われており、ヨーロッパでは「アルム石」という名前で体臭の消臭剤として使われていました。
ミョウバンには毛穴を引き締め、余分な汗を抑える働きがあり、体臭対策全般によく使用されています。
メリット:肌に優しく、ニオイのほかに汗も抑える作用があります。
竹炭
臭いの元となる有機物を竹炭の超微細孔が効果的にニオイを吸着し、抗菌力に優れています。
消臭や水質浄化などに幅広く使用されています。
メリット:吸着力が高いのでニオイだけでなく皮脂も落としやすくなります。
重曹
重曹は水酸化ナトリウムと二酸化炭素を反応させ生成したもので、研磨作用による洗浄効果、脱臭効果があります。
また、二酸化炭素が成分でベイキングパウダーやソーダ飴など食用にも使われています。
洗濯の時に洗剤に混ぜたり、容器に入れて消臭したり、重曹水を身体にスプレーしたりして使用されています。
メリット:食用なので安全で、多用途に使用できます。
銀イオン(ナノシルバーコロイド)
ナノシルバーコロイドは、純銀を最先端のナノテクノロジーで極小化したナノサイズ(10億分の1)の銀粒子のことで、抗菌性に優れ、高濃度のマイナスイオンを発生させます。
純銀の殺菌効果は古くから知られていて、約650種類の細菌に対して抗菌効果を発揮するそうす。
メリット:人体には無害、抗菌のほかにも肌の酸化ストレスを抑制する効果があるといわれています。