熱中症予防-幼児
子どもの発汗機能はまだ未発達で、汗腺一つあたりの汗出力が低く、汗で体温調節ができません。
また、具合が悪いという事に自分で気がつきにくい、夢中になっていて気がつかないなどの特徴があります。
また乳幼児の熱中症は車内で発症する場合が多くなります。
買い物の間だけ…と短時間でも車内に子供だけ残すのはやめ、必ず一緒に連れていきましょう。
●原因
・食事量が減り、脱水状態になりやすい。
もともとの体温が高く、また体温が上昇しやすい。
・体温調節がうまくできない。
  (発汗ではなく、熱を放出することで体温を下げている)
顔の位置が大人よりも低く、地面からの照り返しを受けやすい。
(真夏の実験で、ベビーカー50℃、地表から120cmで40℃という結果が。)
・自分で意思表示ができない。 (具合が悪いことに初期に気がつかない、うまく伝えられない等)
●対策-子ども目線でチェックを
1.涼しい服装、衣類の着脱に気をつけましょう。
子どもは自分で衣服の調節はできません。与えられたものをそのまま着続ける子が多いのです。
帽子をかぶせ、服の色は白っぽいモノを選びましょう。

2.直射日光を遮りましょう。
室内での窓際、車内、ベビーカー等、日差しを遮る工夫をしましょう。

3.遊び中など休憩を多くとりましょう。
戸外・室内どたらでも遊んでいる時は、こまめに休憩をとり水分補給をしましょう。
遊びに夢中になると集中してしまい、すべてを忘れるのが子どもです。 大人よりも頻繁に休憩&水分補給が必要です。

※急に静かになったら要注意!!
子どもは体力の限界まで遊びはしゃいでしまいます。
そんな子どもが突然静かになったら、注意して様子をみましょう。
子どもに様子を聞く時は、「頭が痛い?」「吐きそう?」「ムカムカする?」などと具体的に聞いてあげましょう。