どんな時に熱中症になりやすい?
熱中症は炎天下特有のものではありません。
高温多湿の日本は環境的にも熱中症になりなすく、どんな時、どんな場所でも注意が必要です。
熱中症になりやすい時期
熱中症は5月頃から発生しはじめ、7月~8月にピークになり、9月まで起こることがあります。
高温多湿の時は注意が必要です。

【梅雨】
6月後半~7月の晴れ間や、梅雨明けの蒸し暑くなった時期は要注意です。
春~夏に切り替わるこの時期は、身体が暑さに慣れていないので汗を出すことだできず、体温をうまく調節できません。
また、気持ち的にもまだ夏ではないと思っているので、水分補給などが不足しがちです。

【真夏】
7、8月の日中、最高気温が高くなった日は、爆発的に熱中症が発生します。
また熱帯夜が続いた時も、昼夜体温が下がらない為熱中症が起こりやすくなります。

熱中症になりやすい年代
誰にでも起こる可能性がありますが、特になりやすい年代というものがあります。
また、体調不良の時/体力がない時/持病のある人は、熱中症になりやすいので注意が必要です。

【男性】  0~4歳、15~19歳、55~ 59歳、80歳前
【女性】  0~4歳、80歳前後
※男性は、10代はスポーツをする量が多く、50代は仕事の負担が身体に響いていると考えられています。


熱中症になりやすい場所
・戸外
・アスファルト
・コンクリート
・砂地の上
・狭い場所 (トイレ、倉庫、車など…閉めきった場所)

※冷房が良く効いた室内から、屋外に出た時も要注意です。 (身体の体温調節が上手く働かない)
※高齢の場合は、自宅で冷房なしの場合が多くなっています。

熱中症になりやすい気候
・気温が高く(30℃以上)、湿度も高い(60~70%以上)
・風が弱い
・日差し、地面や建物からの照り返しが強い
・気温が上昇した熱帯夜
・急に気温が上がった日

熱中症リスクカレンダー  (環境省 熱中症予防情報サイト)
 全国9都市を対象に熱中症が発生する危険度(リスク)の目安を示しています。